介護ベッドを使っても

介護ベッドを使っても労力と手間が多少かかる。

介護ベッドをレンタルする前は、手軽に背上げして飲食させたりちょっと覚醒させたりと簡単に素早くできると思っていました。でも実際使ってみるとある程度の手間と労量がかかることが判りました。

背抜き尻抜き

介護ベッドの背上げをした後に上半身を持ち上げて背中をベッドから放し、皮膚の引っ張りと洋服のしわを直すことを背抜きと言うらしいのですが、これをしないと皮膚が引っ張られたままになり服も大きくめくれた状態のままです。肌に負担がかかるのもありますが不快感がかなりあるので、短時間の背上げでも背抜きはしたほうが良いようです。

始めの頃は背上げを最大角度(75℃)まで上げてからやってました。背上げと同時に足が下がる機能のある介護ベッドなのですが、それでもその角度では背中が後ろに押し付けられてしまいます。母は基本的に後ろに反り気味の姿勢ということもあって、その状態での背抜きは無茶苦茶重かったです。

暫く使い続けてやっと気づいたのですが、背上げ途中で一旦止めて背抜きしてから、背中に手を添えて最大角度まで背上げすると楽でした。余り早く止めてしまうと残りの背上げでまた皮膚が引っ張られるので、65℃~70℃で一度止めて背抜きしてから最大角75℃にしています。普通に気付くようなことなのですが、これをしないと私の母のような場合は大変なことになります。

さらに使い続けての感想ですが、背上げを途中で一旦止めることよりも、ちゃんと「しっかりモード」にしてマットレスを固くしておくことの方が重要でした。今まで時間を短縮するため、しっかりモードを省いていたのが悪かったようです。

尻抜きは上半身を浮かせた状態で体を左右に傾かせ、浮いた側のお尻のしわを伸ばすようにします。背上げによるズボンのめくれ上がりもかなりのものなので、この作業も必要になります。(これも「しっかりモード」でやらないと作業が大変になります) 以下の動画が参考になりました。

3つの背抜き方法を使い分けよう!【シリーズ背抜き第4回/全8回】

所要時間は意外にかかる

介護ベッドの背上げ/背下げ各動作のおよその時間を1分程度として、背抜き尻抜き、体の上方への移動(背上げして背下げすると体が下方に大きくずれる)、エアーマットレスのしっかりモード待ち(固くしないと体位変換や移動が大変)などを入れると所要時間は意外にかかります。

エアーマットレスはしっかりモードのボタンを押して2~3分待たないと固くなりません。体がベッドの下方にずれると、背上げした時に背中の上がる角度が緩くなります。母の場合は誤嚥のリスクを下げるためになるべく上半身を垂直近くにしたいので、ベッド上での体の移動の作業も必要になります。

可能ならばベッドの背上げより普通に椅子に座らせた方が良い

これは後から知ったのですが、介護ベッドで背上げして食事をさせるより、楽な椅子に座らせて、足を床につけて上半身を垂直にして食べさせた方が食事量が増えるそうです。長期の入院経験のある父に聞いたところ、介護ベッドの背上げで食べるのは快適では無いと言ってました。端座位といってベッドの端に横向きに座って、サイドテーブルを置いて食事をする人が多かったとのことです。

母の場合は後ろへ反る傾向が強いので端座位は無理ですが、左右の傾きを時々修正しながらなら座位は可能です。前に居間で座らせていた、座面の高さがちょうどいい高座椅子を寝室に持ってくるか迷っています。

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