巻き爪ワイヤー矯正を自分でする

介護

母の足の巻き爪を矯正しました…

最初は巻き爪ワイヤーガードという製品を使ったのですが、うまく取り付けられませんでした。そこでもっと良い方法が無いかとネットで探したところ、以下のサイトを見付けました。

巻き爪ワイヤー矯正を自分でやってみた。

皮膚科の動画も参考になります。

費用も1200円あまりと言うことなので取り敢えず試してみました。

最初に試したワイヤーガードが付けられなかった理由

最初に矯正力が比較的強そうな巻き爪ワイヤーガードという製品を試してみましたが、結局上手く取り付けられずに断念しました。付けられればとても手軽に矯正できそうだったのですが、利用できる人を選ぶ感じです。

ワイヤーの両端にプラスチックの引っ掛かりが付いている構造です。これを爪の両端に引っ掛けて付属のテープで固定および保護します。

まずサイズのバリエーションがありません。高齢の女性の小さな指でしかも丸まっている状態だと、このことは致命的になります。爪の両端がきつくカーブして厚くなっているため、爪の横幅いっぱいに大きく曲げてセットするのは無理があります。もっと短いサイズがあれば、一番端にはかけられないながらも、試すことが可能だったかも知れません。

そしてさらに問題なのは、巻き爪で肉が圧迫されて指の先端が盛り上がっていることです。爪の白い部分がかなりあっても、盛り上がった肉が邪魔してプラスチック部分を挿し込むことが出来ません。相当に爪を伸ばしておく必要があります。

下は既にワイヤーを通した直後の画像ですが、上記の製品のワイヤーガードの取り付けが難しいのがイメージできると思います。

ワイヤー矯正の道具は簡単に入手できる

ということで今度は巻き爪ワイヤー矯正の開始です。用意した物は、ネイルドリル、ワイヤー(形状記憶合金)、ピアス用ニードル、ニッパーになります。ワイヤーを通す時に爪の下の肉を保護するために、ヘラなどもあれば良いと思います。ネイルドリルとワイヤーはシルバーショップ オゼニーというところで購入できます。

シルバーショップ オゼニー

ワイヤーだけ安く購入する場合はアマゾンを利用しています。

 

下はオゼニーの形状記憶合金のワイヤーになります。一般的には0.5mmの物を使用するみたいですが、母の爪は割れやすいので私の場合 0.4mmを利用することが多いです。

ネイルドリルです。長さは4cm余りです。爪に押し付けて指先で回して穴を開けます。爪の穴あけが一番手が掛かる作業だと思います。私は薄手でピッタリ密着するニトリル手袋をして、指先が滑らない様にして作業しています。

ピアス用ニードルです。ネイルドリルで開けた穴の斜め彫りに使用しました。削り辛かったのでもう少し良い物を探す予定です。

爪の下の肉を保護するために使ったヘラです。ノートパソコンの分解に使っているものを利用しました。ヘラの部分がもっと小さい方が爪の下に挿入しやすいです。

ワイヤーを通す作業

まずは爪の両端に穴を開けます。なるべく両端の端に穴を開けた方が矯正力が強いのですが、端過ぎると爪が割れやすくなります。ネイルドリルは爪に垂直にあてて穴を開けます。斜めに開けたいところですが、ドリルの刃が折れやすくなるのと、爪の表面で滑って作業が難しくなります。貫通し始めると手ごたえが重くなるので、それからヘラで爪の下を保護して作業を進めました。

穴が開いたら斜め彫りをします。ピアス用のニードルの先端を穴に入れて斜めにしてクルクル回すのですが、爪の表面の縦筋に引っ掛かってなかなか削れませんでした。ワイヤーを爪の上からU字型に挿入するのですが、その時ワイヤーがなるべく爪に密着できるように穴に角度を付けるのが斜め彫りの目的です。爪の下の肉が盛り上がっている場合は、ワイヤーを爪の下から引っ張り出す為にも、斜め彫りは必要な作業だと思えました。

斜め彫りの後、ヘラで親指の先端を押しながら何とかワイヤーを引っ張り出しました。後はワイヤーを奥まで押し込んでなるべく密着させて、余分なワイヤーをニッパーで切断して終了です。巻き爪が開いてくるにつれ、爪の両端のワイヤーが飛び出してくるので適時ニッパーで切断します。

ワイヤーを通した後の経緯(右側)

下は0.5mmのワイヤーを通した直後の画像です。上からの画像もあった方が良かったのですが撮り忘れました。

翌日の状態です。早くも開き始めてます。

そして入浴後です。一気に開いてきました。

3日後の状態です。外側の方の穴付近に変な角度がついてきました。斜め彫りが甘かったようです。もう少ししっかり斜めに彫らないと駄目なのでしょう。親指の内側の方の穴から出ているワイヤーが、爪の途中から外に出ています。爪がもっと伸びたら直すことにします。

親指の爪の外側の穴が微妙に割れそうに見えたので、ワイヤーを0.4mmに交換しました。もう十分開いたので現状維持でも良さそうです。

7日後です。爪が伸びてきたので 0.4mmのワイヤーを付け替えて、爪の途中から出ていたワイヤーを横から出るように直しました。過去の画像と比較して見ると、親指の血色が凄く良くなったのが判ります。

上から見た画像です。後は形を綺麗に整えるのが課題です。

ワイヤーを通した後の経緯(左側)

今度は左の親指の巻き爪矯正です。こっちの方が巻き方がきついです。

ワイヤーセット後、翌日の状態です。右の親指と同じような感じで開いてきています。

足湯に20分浸けてみました。期待していたのですが、思ったほど開きませんでした。

入浴後です。一気に開きました。足湯と入浴の違いは何なのでしょうか。足湯の温度が低かったのでしょうか。

期待以上の効果でした

結果は期待以上の効果でした。翌日に少し開いて、入浴後に一気に開く感じです。斜め彫りをしっかりしてワイヤーを密着させないと、爪が変形したり割れやすくなる気がするのですが、あまり上手に出来ず結局今は斜め彫りはやってません。ある程度開いたら0.4mmや0.3mmなどの細いワイヤーに変えています。0.3mmのワイヤーの場合は、先端が針のように刺さって危険なので要注意です。

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