デイサービスの施設選び

日記 ぼやきなど

色々なジレンマがある…

出来る限り母を私の近くにいさせようと思っていたのですが、周りの人には問題があるように感じられるようで、デイサービスを勧められて再度試すことになりました。私は限界ギリギリまで自宅介護で対応して、いよいよ無理になったら介護施設の利用を考えていたのですが、私以外の多くの人が違った意見なので決心が揺らぎました。

母の思いはとても良く判る気がします。家族と一緒にいたいし、出掛ける時も家族と一緒が楽しいのだと。知らない人の中に投げ込まれるのは辛かろうと私は自分の性格から考えるのですが、世間には他人と接することを楽しめる人が沢山います。母も楽しめる方ではあるのですが、私に似た性格の一面もあります。表情や振る舞いから見て一見楽しんでいるように見えるのが極めて厄介です。

他人と接することによる良い刺激が、デイサービスの効能として強調されていますが、もし私のような性格ならば、ストレスによる悪影響が大きくなる気がします。1人で居なければくつろげない、自分の感覚で信頼できると感じた人にしか心を開かない。たいていの人は短期間で馴染んでくつろげるように成るのでしょうが、私のように同じ職場の人間にさえ何年も掛かる人もいます。

まあこれはやってみなければ判らないのですが、ぽつんと1人で寂しい思いを我慢させるようなことはしたくありません。人生終わり近くになってまで、辛い思いをさせたくは無いと思うのです。

元々怒りやすく好き嫌いが激しい性格の母でしたが、今ではおっとりとした穏やかな性格が前面に出て、笑顔や愛嬌のある表情が多くなりました。でもこれは安心感が根底にあればこそで、前回のデイサービスを利用していた時は不安な表情と怒りの感情が頻繁に出ていました。

私のデイサービスに対するこれらの不安は単なる思い過ごしてあって欲しいのですが、前回の失敗の教訓を今回は生かさなければなりません。今回のデイサービスを試すにあたり何人ものスタッフが動いてくれて、見学に付き添ってさえくれました。スタッフの手間や親身な態度を見ることで、振り出しに戻すことを言い辛くなってしまいます。母は自分の考えをうまく表現出来ないばかりか逆に隠そうとする時さえあります。それで周りの人が推測するしかないのですが、読みは人それぞれで自分に都合の良い読みをしがちです。最終的には自分の感覚を信じて、意見が食い違った場合は少し強引な断言が必要になります。母のためとは言え、性格的に苦手なことをしなければならない状況が度々あります。

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